と思っていた
入社1年目の成績が“ビリ”だったんです。結果を知った時は、雷に打たれたぐらいショックでした。その時です、やる気に火がついたのは。新人時代の私は、「待っていれば誰かが教えてくれる」と思っていたんです。
だから見積書の作り方も商談の進め方もよく理解できていないまま、ただフロントに立ち、お茶出しをしているだけでした。フリーのお客様にも一方的に商品説明をして終わり。まるで自動販売機のような対応だったんです。そこに気づけたら、もう上がるしかありません。私、負けず嫌いなんです。
大学法学部で日本国憲法を専門に学ぶ。やりたいことを模索しながら就活に入ったが、思うように進まず落ち込み気味だった時、自分を受け止めてくれたトヨタカローラ栃木に魅力を感じる。1年目の営業実績は最下位だったが、一転し、2年目以降は10年連続で同期内でトップ。5年目以降は全社での優秀スタッフ表彰上位の常連となり、6年目で主任に昇格。翌年には係長に昇進。現在はスタッフリーダーを任される。
入社1年目の成績が“ビリ”だったんです。結果を知った時は、雷に打たれたぐらいショックでした。その時です、やる気に火がついたのは。新人時代の私は、「待っていれば誰かが教えてくれる」と思っていたんです。
だから見積書の作り方も商談の進め方もよく理解できていないまま、ただフロントに立ち、お茶出しをしているだけでした。フリーのお客様にも一方的に商品説明をして終わり。まるで自動販売機のような対応だったんです。そこに気づけたら、もう上がるしかありません。私、負けず嫌いなんです。
自分から動き出せば、いろんな知識がどんどん入ってきました。営業に必要なことを店長や先輩に聞いて必死で勉強し、来店されたお客様のもとへは誰よりも早く飛んで行くようになりました。
大きく変わったのは、「お客様を知る」ことに力を入れるようになったことです。生活スタイル、車の使い方、ご家族の状況などいっぱいお話をお聞きできると、お客様が欲しい車でなく、お客様に合った車を提案できるようになりました。
「薦めてもらった方にしてよかったよ」。そんな言葉が嬉しく、やりがいになりましたね。だんだん「小野さんから買いたい」と言ってくださるお客様も増え、成績がグングン上がっていったんです。
今、店舗の営業スタッフをまとめるスタッフリーダーとして心がけるのは、情報を共有すること。何かあったら助け合えるお店にしたいんです。私も自分が今抱える案件の課題を、朝礼でみんなに相談します。上下なくオープンな関係性をつくることで若手スタッフが発言しやすくなるし、固定観念にとらわれがちなベテランスタッフにも新たな気づきが生まれるようです。
私自身、今でもすべての営業がうまくいくわけではありません。営業はメンタルに影響される仕事。そのときの気持ちで視野が狭くなり、丁寧なお客様対応ができないこともあります。それでも徐々に「なりたい自分に近づけている」と実感します。学生時代は、いわゆる「陰キャ」だった私。ビリの悔しさが原点でしたが、やる気次第で人は変われるんです。
きっかけは同年代の女性のお客様。来店された際に「C-HR」から降りてくる姿がとてもステキで憧れていたんです。憧れの車は、長く運転していても楽だし静かなので、旅行することが多い私には機能面でもぴったりでした。何よりも「カッコいいクルマに乗っているぞ!」という自己肯定感で気持ちが上がるんです。